毒男である。
メインストリームとしてそういう普通の健全なご家庭様の皆様に頑 張って栄えていただかないと
入っていなくて当たり前のていで理解とか権利とかいってんのが、なんだか腑に落ちないなあとは思う。
あの「電車男」の惨劇から十数年
きょうび、 未だ毒板に残っている連中はかるく10年を超えるの孤独に耐えてきた猛 者たちだ。面構えが違う。
世間様、主に女さんからキモイ、ダサい、 ダメだと言われて嫌われて続け
恋愛も交際も結婚も、もはや この世に自分の遺伝子を残すこともあきらめ
生物の系統図から逸脱したなれ果てたちである。
明るい世界に背を向け、 石の裏に住むダンゴムシのように薄暗い世界で生き腐れ、
一生を過ごす覚悟を決めた者たちである。
ショウガナイヨネ、オレラキモイモンネ ('A`)
考えてみたら、割とすごい話だ。キモイことを認め、ダメなことを認め
それらの罵倒も罵声もすべて受け入れ飲み込んで
ついには子孫を残すという生物の基本的な行為すら行わないことを 受け入れたのだ
しょうがない。少なからず、 我々がキモイというの事実だし現実なのだもの。
キモイから顔をみせるな、遺伝子を残すななどと
実際に、現実に言われ続けてきた俺らである。
そこはそう。こうなるよう、 社会から望まれてこうなったという他はない。
拝啓、石の下から、意外とここは快適です
あとは女さんが優秀な遺伝子を見つけて立派に繁殖してくださいね 、といった具合だ。めでたしめでたし
めでたいわけだから、とりたてていうこともないのだ。
たいして文句も言わず、不満もそんなに口にせず、 目的もなく注目もされることもなく、ただ、日々を消化する毒男たち
おそらくは、キモイがゆえの世間の蔑視など後天的な要因により
男性として生まれてきたにも関わらず、 生殖行為からもっとも遠い位置におかれ
「性的であることを」を放棄しまった存在。
とはいえ、もう、世の中にはたいして不満も期待もないので、 日々の糧を得る仕事をこなし、 静かに暮らしていければそれでよいのでございますよときたもんだ 。
というわけで、さして文句はいうつもりはないのだが
世の中、疑問に思うことはいろいろあるわけで
まあね、少子化問題とかね
それについては我々は、状況の 好転の一助にはなれずまことに申し訳なく思っているとともに
ゆうしゅうな遺伝子様がたくさん子供をこさえていただければと平 に思う限りでございます。まあ、うん。ショウガナイヨネ。
自分らはそういう人らが健全でいる世界の端のほうでほそぼそと生 きさせていただければ、それはもういいのでございますのですが。
理解できないのは、そういう健全さではなく、LGBTである。
LGBTに対して理解を深めよう的な法案がかけつされましたとか なんとか
理解、ポカーンんである。 どういう意味で言っているのかよくわからないのですヨ。
というか、そもそも理解ってのは必要なのかと小一時間。
というかね、 最初にLGBTという言葉を聞いて思ったことなんですが、
なんでD(毒男)がはいっていないのかとね
LGBTだけでは性的マイノリティは網羅できない。 じゃあ新しい言葉だぞと、LGBTQ…
え、あ、はい。え、まあうん。どうでもいいや。
性的不全者の被差別者、理解と権利をというのなら、毒男が眼中にないのか
なんというか、ぜんぜん入れるべきだとは思わないのだが、
ちなみにこの話でDとかいって毒女ネキを含んでいないいかたをす るのは、ネキたちのことはよくしらないからである。 しらないことはどうとか勝手には言えないので、言及しない。
毒男と毒女は属性が似ていても、それなりに存在は遠いのである。
でまあ、 含まないなら含まないでそのへんはどうでもいいのだが
彼らが何を言っているのか俺ら目線では理解ができないん すよね
性的マイノリティの存在を認め理解して尊重してくださいなと
うーん。そもそもなんで、理解される必要がある?
石の裏で生きている身としてはなんだか違和感がぬぐえない
理解とか、尊重とかいらないんですよ。せいぜいが、 不当に非難されるべきではないとは思っている。
ただ、現状の生活を継続していくこと。 石の下の暮らしに必要なものがあればいいのデス。 それを取り上げようとする誰かがいれば抵抗するし、 必要なものがあれば手に入れようと個々に奮闘しますよ。
不満は言わないとはいえ、不当な差別をされれば文句はいいます。
そういうのが普通だし健全だと思うのですが
彼らは「理解」を強要するのだ。しかも法で
気持ち悪いというのは生理的な嫌悪なのでその感覚自体はどうしようもないものだ
毒男は自らが気持ち悪いことを認め、目立たないよう生活することを選んだ。
同様に、LGBTが気持ち悪いと感じる人はいて、それもしょうがないことのはずで、彼らもなんらかの配慮しとけばいいのに、なんで裸でパレードをしてたりするのだろう。理解ができない。
理解と差別の撤廃。なんか主張したいようだが、なにをしたいのか実際のとこわからない。なにが不満なんだか
いまのところ一個だけ具体的に理解できるのは、結婚制度についてだが
結婚だの、家庭だのなんてのは、所詮子供のための制度なんじゃろと思っている自分からすれば、なんでそんな権利を欲しがっているのかさっぱりわかりません。
子を育てる環境、健全な家庭を主軸においていかないとあかんのちゃうかなあと思うわけですよ。そのために我々は石の下に隠れるのであり、我々同様、種の繁殖に貢献できない関係を望む方々が、健全なご家庭同様の権利を主張しようとするのは、正直よくわからんですの
なんかよくしりませんが、パートナー制度でええやん
なにが気に入らないのかわからない
そもそもね、パートナーですよ。なにそれおいしいの?ですわ。
パートナーってからには2人の人間がいるわけなのです。
そしたらね、毒男は必然的に多数決で負けるのですよ。二人分の幸福のために、一人の権利は犠牲になるべきだと。これが数の暴力です。
数を武器にして戦える連中が、なんで性的マイノリティを名乗っているのか
おひとり様標準装備の我々からみたらちゃんちゃらおかしいのですわw
別にいまのところ、LGBTを非難するつもりではなく、単なる素朴な疑問ですね
なんでなんだろうなにがしたいのだろうという疑問
でまあ、なんでなのかはわからないなりに、疑問にたいする仮説は立てられる。
いやまあ、確かに毒男には最下層である自認はあるけどさ
この仮説であれば、彼らが最初からDを掲げない理由。彼らがより多くの権利を獲得しようとする理由はなんとなく説明がつく。
まあね、俺らは確かに多数決で負けちゃいますけどね
ともあれ、とりあえずLGBTさんを理解し権利を擁護するのはお上のきめたことである。
毒男はたいして不満や文句を口にしない。だが、不満を口にしないからといってなにも感じていないわけでもない
特に、自分たちの環境を取り上げられるのは嫌う。石をひっくりかえされればダンゴムシも動かざるを得ない
LGBT法案の成立で、世の中がどうなっていくのかはしらないし、ホントのとこなにを考えているのかもしらないが
とりあえずLGBTさんたちは、自分ではない誰かとともにいられることを幸運と思うべきだなと思う。
あまり欲張りが過ぎるのはいかがなものかと
と、今後に備えて釘は刺しておきたい。