旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

ひぐらしのなく頃に 卒 考察 ニセ鬼騙し編真相③

さて、狂気と惨劇の舞台、前原家の真相です。
実は、最初に嘘映像として想定したシーンの一つなので、全部嘘でかまいません。
逆にそうなると完全な猫箱であり、なにがあったかさっぱりわかりませんw
そうなると、猫箱以外の情報から類推する他はなく

確定事項は、沙都子がレナを殺したということ
また、前述のように、24日では沙都子はレナの死亡情報を確認しに学校に行っているわけで、前原家の時点ではレナの死亡は確認できてないことになります。
この二つの条件を満たすのは、沙都子はレナをトラップで殺したということになるかと。
ここではまだ拳銃は入手していませんので、では、どういうトラップで殺したのでしょうかというオハナシ。

ところで、前原家の惨劇周りの情報では、もう一つおかしなできごとがあります。
レナの前原家に持ち込んだ重箱の中身です。内容は死体の解体道具セットで、用意周到に準備してきたように見えますが、包丁は現地調達になっています。卒3話では竜宮家でいそいそと解体セットを重箱に詰める様子が描かれていますが
そもそも解体セットは父親が不審がるので秘密基地に移動させたはずなんですよ。
だから、重箱の中身が嘘なんですね。
では、レナは重箱の中に何を入れてきていたのでしょうか。

鬼騙し、鬼明し編というのは鬼隠し、罪滅し編のオマージュになっています。
レナ側の物語は完全に罪滅し編のオマージュですね。
罪滅し編では、レナはリナを殺し死体を隠蔽し、いろいろな準備をして雛見沢分校を占拠します。分校占拠にあたるのが、今回は前原家訪問になっているわけですが、まだ肝心なキーアイテムがでてきていません。
分校爆破のために用意した、ガソリンと発火装置としての目覚まし時計です。
ガソリンは、レナの父親が車をもっているという情報もあるので、竜宮家内で準備できます。
ガソリンをビニール袋に入れ持ち運び、重箱の各段の底に小さな穴をあけておく。あとはビニール袋をキッチンで破いちゃえば、ガソリンを適当に散布する簡易時限爆弾のできあがりです。前作でトラップを使ってくるのは、沙都子だけじゃないんですよね

レナは証拠隠滅のために持ち込んだのかもしれませんが、ガソリンを使った装置ですので、当然、においで外にいる沙都子も気づきます。
沙都子はレナ殺害に別な方法を考えていたのかもしれませんが、ここでこれを流用することを思いつきます。キッチンの窓を破って侵入し、目覚まし時計の針を少しすすめておくだけでOK。あとは、巻き込まれないようにその場を離れ、翌日の知恵の情報で死亡を確認するだけです。

24日の前原家の様子として実際に1階部分すべてがブルーシートで覆われた様子が描かれ、格闘ではなく、家屋に損壊があったことが示されています。また、2階には延焼がみられず、植え込みにも被害がないため、火災ではありません。
外側に被害がみられないということは、23日の惨劇の真相は、家屋内部からの破壊なんですね。だから「レナは助からなかった。圭ちゃんだけでも助かったのが奇跡」なんです


さて、沙都子の爆破トラップに巻き込まれただけ、ということになってしまうと、圭レナがずいぶんとしょっぱいことになってしまうわけですが

実際はそうでもないと思いますよ。鬼騙しで描かれたレナVS圭一は全部嘘です。
このハナシが罪滅し編のオマージュである限り、場所を前原家のリビング、得物を包丁とゴルフクラブと持ち替えていますが、あの分校の屋上、月下の戦いが再現されているはずです。
圭一はあんなおよび腰ではなく、毅然としてレナに立ち向かっています。
レナを迎え入れるまでは一見、戸惑っているように見えますが、実際はレナを最後まで信じようと腹は決まっているんですよね。
なぜなら、鬼騙しでも圭一はちゃんと思い出しているからです。

業23で描かれた罪滅し編とよく似たフラッシュバックシーン
このカケラが罪滅し編のオマージュであるかぎり、あのシーンはカケラ内で起こっています。
また、直結巻き戻しループ説では、他のカケラを挟む余地はありません。
沙都子は、実は鬼騙し鬼明しのカケラを何度もやり直しているはずです。梨花が死ぬ前ならそれは可能で、そうやって最適解を探っている。
だけど、どのカケラでも圭一は鬼隠しの記憶を思い出してしまう。沙都子はそう言っているんですね。
ここで描かれたシーンでは梨花がいるため、沙都子が通過したやり直しのかけらの一つだと思われますが、それでも鬼騙し本編の圭一も過去の惨劇を夢ではなく別な世界の記憶とし、その時の自分の過ちも認識できています。
日程的にはおそらく梨花が圭一に助言した後、23日の放課後。惨劇の直前。梨花的には圭一にあのイベントがおきた段階で勝ち確ですな。
だから、圭一はレナの攻撃に物怖じせず立ち向かっていく。そして実はレナの説得にも成功しています。

ループ説の再考では、業23話フラバ解説シーンの位置は、鬼のカケラを終え、神経衰弱をクリアした後、最後尾で梨花が行方不明になる前までの繰り返し途中となります。
この時点で沙都子は圭一、レナ、詩音がフラッシュバックをしていることを体験しています。詩音は綿のほうの話だとしておいといて、レナのフラッシュバックを目撃する機会があるとすれば、前原家での惨劇の渦中以外にありえません。
レナは決闘のさなかにフラッシュバックをおこし、自分がなにをやっているのか理解したのです。
故に、前原家の惨劇は、罪滅し編の月下の決闘の再現になっているはずなんですね

レナは最後のフラッシュバックで、自分のやったことを後悔し、ぼろぼろと大粒の涙を流す。罪滅しでもあったシーンです。
だが、そのすぐ後に、前原家は沙都子が仕掛けた爆発に包まれる。それでオシマイ。それが前原家での惨劇のニセの真相です。
最後に頬を伝うレナの涙をぬぐった感触。それが圭一の手の中にいつまでも残るレナの感触なのです。

イイハナシダナー。ほんとかどうかしらんけど
でなければ感触の正体は、やっぱりおっぱいってことで。


さて、ながながとやってきましたが、まあほんとかどうか適当なニセ真相ですが、
オハナシとして成立できるような妄想とでもかんがえてください。
尺的にこれだけの真相が語られるのかというと、うーん。
やっぱり想像にお任せしますオチなようなきがします。

さて綿明しです。
鬼明しでは「ゲーム」の勝敗に関して隠蔽されたわけですから
ひょっとして、綿明しでも隠蔽されるかもしれません。
沙都子が魅音を撃ち、自殺するのが勝ちパターンですが
魅音が沙都子を撃ち、自殺した場合は、また真相が隠蔽されたのだと思ってください。
もしそういうのが描かれた場合、あの長々と描写された拳銃エピはなんだったんだーとみんなぽかーんですよねw

追記
なんか命のほうではりかさとがいちゃこらしているらしい。
みなさまがたは別なカケラの別なお話だと思っていらっしゃるようですが
俺的には例によって想定した真相の一部が、別メディアで描かれるという現象の一環のようで戦々恐々です。
梨花ちゃまがシャンデリアで事故死して終わりませんように