旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

ひぐらしのなく頃に 卒 考察 崖の上の梨花

正直、卒はもう考察ポイントはないかなあ
とか思っていたのは、わりと駆け足で真相が明かされていくことを予想していたからで
そうなると、考察なんぞお呼びでないとおもっていたのだが

なんだこの展開の重さは
15話説があり、公開された情報はBD1巻目は三話収録
故に鬼明し編は全3話と思われる、はずだったわけだが
初回は1時間枠で2話消化したのにかかわらず、肝心なことは何一つわかっていない。なんだこれは?
タイムスケール的には2/3を消化したにもかかわらず
ようやく鬼騙し編2話冒頭までこぎつけた感じ。騙し編2.8話分の進行を、新規シーンを加えのこり1話で消化しなければならないスケールになる。
いや、そんなんむりですやん。
とにかく尺がたりません。各騙し編に対応した解答編に加えて、再度ルチーアをやって、よくわからないが四天王編(?)もやらないかんという。24話だってたりないくらいだ。

てなわけで、いろいろとしょうがないので
卒1,2話から気になったシーンを一点だけ

その前に前提事項を2点。
鬼騙しと鬼明し、梨花ちゃん的に鬼隠しやと思ったら、目明しやったーってオハナシです。別解もあるかもしれませんが、めんどくさいので今回はそういう前提で
あと、前作からさんざんぱら言われ続けていることですが、
りかちゃまはポンコツでかつ無能です。これはねえ、もうしゃーない。これももう前提条件で考えていきます。


さて、卒2話でレナがごみ山で圭一に襲い掛かりそうになったあと、
ケンタ君をお持ち帰りだーってくるくる回ってるあたり。崖からの俯瞰映像です。
業でも同じ構図がありましたね。1話Cパートから、2話のOP直前のシーンです。
こちらの方では梨花ちゃんが崖の上に立っていますが、卒のシーンでは梨花の姿はみえません。どういうことでしょう?
タイミング的に業は圭一に鉈を振りあげるシーンなので、若干業の方がタイミングが早いわけです。ので、業ではいたけれど、卒では移動したとも考えることはできるのだけれど

「いる」と「いない」2つのシーンが描かれているのですから、2つ世界があるのかもしれません。すでに解答編です。あからさまに描かれた違いはそういう示唆かもしれません
そうかもしれません。ですが、このシーンではその場に、「いる」「いない」だけの違いではすまないんですよね

とりあえず、この前後のシーンで存在するできごとを3つ箇条書きにしてみます。
1、レナが教室でなんか頑張ってるって話をしてた
2、梨花が崖の上にいた
3、レナが首を掻きむしって、圭一に鉈を振りあげた。

三つ並べると、きれいな動線がみえてきます。つまり
①レナが教室でおかしなことを言った
②だから、ゴミ捨て場へ様子を見に行った
③レナが首をかきむしるのを目撃した
という流れ。たいへん自然でわかりやすいのです、が、

④やべ、これ鬼隠し編だ。圭一が発症するのを止めないと
…いや、そうはならんやろw

もし、①~③の流れで④の結論を出す人がいたら、かなりイカれてますよね
りかちゃんは、ポンコツで無能ですが、頭がおかしいわけではありません。
つまり、1,2,3,の出来事は、同時に起こっていない方が好ましい。卒で梨花がいないのなら、いない方が好ましいということです。

どういうことでしょう? 卒ではいない、業ではいる。明らかに、業と卒の内容が異なっています。
本当に世界が2つあるのでしょうか?
解答編冒頭で、こういう仕掛けをしてくるのですから、それが正解なのかもしれません。
とりあえず、そういうていで考えてみましょう。

卒の世界では、1の出来事が描写されており、2はないことになります。つまり
「レナがなんだか知らないけど頑張っているのです。ボクも頑張るのデスよにぱー!」です。
なかなかに無能で梨花ちゃんらしいかと思われます。

業の世界では、明らかに、レナが鉈を振り上げるところをみています。3つの出来事をそろえてはいけません。故に、レナが首を掻くところはよそ見をしていてみていないとします。
せっかく卒で描写されたレナのセリフも業ではなかったことにします。つまり、梨花ちゃまが情報収集のため雛見沢を巡回パトロール中でたまたま立ち寄ったとかで
「レナが鉈を振りあげていたけど、イチャコラしてるので悪ふざけだったみたいです。心配ないのですよにぱー!」です。
ポンコツと無能で通るか? がんばれば通るきがしてきます。

どうだろうか、通るか、通るのか???
結局、違いがあるから違う世界、というのはそこの部分だけではすまないんですよね。
多重世界とか無限ループとか、そういう考え方は好きなのですが、ただ、そういう考え方をした場合
前後を考えて脈絡が通るかを考えたうえで、それが正しいのかどうかの解答も必要になってくるという。
果たして、卒の尺の中で、このシーンの二つの世界の違いについて、語られることはあるのでしょうか?

ちなみに、業、卒同一世界の場合は、すでに3つ全部がおこってるわけですから、レナの掻きむしりをよそ見でスルーしたうえ、鉈振りあげの後に移動しなきゃいけないので忙しいデス。
「ヤバそうなので、下に降りる道を探してたら、いつの間にか仲良くしてるのです。人騒がせなのですよ」と、無能とポンコツで通るかギリギリの極みです。いやむしろアウトよりのアウトですw

でまあ、わかりませんが、結局、この流れのどこかに嘘があるんだと思います。
単純に解答編である卒で描かれたシーンが正解で、崖の上には梨花ちゃまはいなかったというのが真相なのかなと。
レナがこの時点で発症している以上、崖の上に梨花がいて、レナが鉈を振りあげたのを見ていた。ということ自体が、実は梨花ポンコツ度を上げ、ストーリーに無理を強いているのですよね。
ここは2話においてはカケラシーンに連動したカットなわけで、それが嘘だというのはかなりひどい話なんですけど。

まあなんにせよ、ちょっとおもしろいシーンだったので、考えてみました。


0705 追記 おまけ
以前より、症候群の症例と、H173の性質より、レナが保健室でH173を投与されたというのはオカシイという説があります。まあ、架空の病気と薬物に対する分析なので、作者にこうだ!と言われれば上書きされてしまうはなしなわけですが
あと、H173は使用後に保健室のごみばこに投棄されたわけですが、これは「やってはいけないこと」です。この時点で、H173が存在していること自体、入江に見つかると、それなりの騒ぎになります。入江が出入りする保健室のゴミ箱に沙都子がH173を遺棄することはありえません。
あと、実は、沙都子がレナにH173を投与したという証拠は、アンプルのラベルだけなんですね。もしここに「作画ミス」があったらひっくり返りますよね
ほんとうに、H173投与シーンはあからさますぎるというか、嘘、でなければガチというシーンになってしまっています。
また、沙都子のセリフもどぎつい致命症にみせかけて穴を作っています。「これから巻き込まれる全てのみなさん」なにに巻き込むかは明言せず視聴者の想像におまかせしちゃっているわけです。なんでこの局面でそんなふわっとした表現を、これはこれであからさまです。
ここで他に心当たりがなければ、沙都子の黒が確定しちゃうんですが
あれを聞いてまず思い浮かんだのが、おいおい、まじかよゲーム説かよと。
まあ、実体は本当に真っ黒かもしれませんが、黒じゃなければコレしかないんじゃないかというか、他になんかあんのかなあ

ゲーム説はなあ、最近、猫騙しも実はH173じゃない説があったりして、そうなるともう赤坂の時なんか、燃える梨花ちゃんハウスに飛び込んでいって、赤坂が死ぬ前に殺さなきゃいけない、みたいに難易度がはねあがっちゃうので、ちょっとおもしろいのだけど
本当にH173の出番がなくなっちゃうし、沙都子がいいとこなくてかわいそう。別にいいけどさ