旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

レーダー照射問題についてのおもいで

なんだか、韓国海軍によるレーダー照射問題について動きがあるようだ。

あれがかれこれ4年前か、なるほど。

当時はクソコラとかはやってたので

なんかおいらがつくってみたのがコレだ。

公開日は2019年1月5日。

そしてこれが2019年1月7日に韓国政府により公開された、証拠映像の一場面である。

ままま、だいたいだいたい。ほぼほぼ一致だw

文系脳なので、正確な計算をしたわけではないが

それなりのそれなりに、合理的に見え方を検証した結果であるのでそれなりである。

別にこういうのは、僕がすごいとかかしこいとかでなく。

情報を適切に検証し、合理的に考えれば、誰がやってもほぼほぼ同じような結論になる。それが合理性というものだ。

 

この問題でもっとも首をかしげるのは、真相についてではない。

ぶっちゃけ真相、レーダー照射がどうのとかなんやかんやとかいうのはなんぼ考えたところで推論しかでない。重要な情報は自衛隊なり韓国海軍が押さえているわけでね。

だが、この件、真相以外で机の上に広げられる事実もある。

 

自衛隊機の航路は自衛隊が公開したものがある。

最接近時で距離500m高度150m。そして自衛隊は、国際民間航空条約に準じた航路で問題はないとしている。

 

これに対し韓国側は航路についての異論は出していない。500m-150mという数字も彼ら自身が使用している。自衛隊が公表している航路は正しいのである。

じゃあ、自衛隊側に問題ないだろってことになるはずなんだが韓国側の言い分は

 

国際民間航空条約は民間機に適用される条約であり、軍用機には適用されない。それゆえ、日本は国際法を恣意的に歪曲して解釈している」

そんでもって「威嚇的な飛行をしたことを日本側が謝罪するべきである」と日本側に抗議しているわけで、軍用機の接近を禁止する法案を法制化にようとか喚いていたわけで。

 

この韓国側の主張を平たく言うと

「民間機ならいいけど、自衛隊機は軍用だからダメ。威嚇行為として抗議します」

は?

軍用機(自衛隊機を含む)ってのは当たり前だが国の機関であり、哨戒任務も国の任務。その任務でどんな行動をとるか。どれだけ対象に接近するか、それは日本という国が決めるわけですよ。

それを韓国は民間機、つまり報道ヘリより遠くから撮影しろ。こう言っているわけだ。

 

ちなみに、韓国もあたりまえに航空機による哨戒活動を行う。軍のマニュアルでは500mより近づくそうである。あたりまえである。

軍用機に国際民間航空条約が適用されない以上、公海上の飛行は自由であり、あきらかな威嚇行為、危険行為でなければ、必要に応じてなんぼ近づいてもいいのである。

接近を拒否する場合は、船舶から警告するべきで、この件がなんらかの理由で危険行為にあたるというのなら、それを怠った韓国側の責任である。

 

自衛隊の航路に関しては、その行動に一切の問題はない。これが合理的な帰結というものだ。

机上に置ける単純な事実と、考証によって求められる合理性、誰が考えたってだいたい同じ結論になる。

にも拘わらず、韓国は日本の威嚇行為を抗議してくる。これは事実ではないので、日本は受け入れることができない。抗議自体、日本にとっては意味のないことなのだ。

 

仮に、この件で立場がまるっきりぎゃくだったらどうだろう。

日本政府は、韓国機が威嚇飛行してきた、とは言わない。というか言えないです。なにをどう取り繕ったところで、哨戒機の軌道に問題がないことが明白であれば、嘘は国民にバレバレだからね。

でも、韓国はウソを言うし、言えるのです。メディアで日本が危険行為をしたと大っぴらに報道し、世論がこれに乗る。

実際に、当時の韓国ネット上でのコメントは日本を非難する言葉であふれかえってたわけで、ほぼほぼ国家の嘘を指摘する者なんていない

 

あまつさえ、「接近を禁止する法律を」なとど言い出す政治家が。いや、自衛隊を含む各国の軍が、韓国が作った法律に従う理由なんかないわけで、これは発言自体意味がない。仮にも政治家がそんな道理も判らないとは思えないので、意味のない行為や発言は、意味があるとすれば韓国国内向けのポーズですね。

要するに、韓国の政治家は、そうやっていかにもというかっこをつけて嘘をつけば国民は騙せるとバカにしているわけで

そしてバカみたいに国民が騙されるというわけだ。

 

扇動に弱い国民性。

机上で組み立てられる極めて簡単な道理より、国家の嘘に騙される。

そういうのは、まあ、わかっていたことではあるのだが

それでもリアルタイムで必要な情報が手を伸ばせた容易に得られるという状況で、国家の嘘が通用するというのは、もう恐怖でしかない。

 

ロシアは現在、戦時下で、プーチンがウソをつき、だが国民はこれに反論できない。嘘にだまされているわけではない。物理的に反論が許されないのだ。これが戦争というものだ。

韓国では為政者が国民をバカにしてウソをつき、国民がその期待に応じてちゃっかり騙される。そんなんロシアより怖いって。

これが通用するというのは、政治ではなくもはや国民の問題なのである。

いろいろね、ほんと、いろいろ無理です、これ。他の問題と違って「過去」ではなく現在進行形の問題としてやられちまったので

 

そんなわけだから4年たって、いまになってようやく、韓国内で国家の嘘に対する反論がでてきているらしいが

おかげさまで、これも、政権が変わったことによる政治的な扇動の結果にしか見えないのでむしろ非常に気持ちが悪い。

むしろトップダウンで政権が前政権の嘘を認め、国民がこれを承服するという形のほうがまだ納得はできる。

自衛隊機が抗議に値する行動をとっていないことを認め、抗議を取り消し、これを韓国民に周知する。責任はすべてを前政権にあると、事実だし。ここまで、韓国国内の問題として処理してから出ないと、協議もあったもんじゃないですな。

正直、道理が通じない相手というのは恐怖でしかない。

それが国家であればなおさらである。