旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

mimic騒動について思ったこと。その3

mimicが不正対策を行った情報

なるほど。twitterIDへの紐づけである。

mimic側がそうすると決めた以上、それに対しては不満はないし、不正対策を行うと言った以上、想定されていた内容である。

ただ、この対応は、実は、twitter上で活動をしていない作家を切り捨てたわけなのである。まあ、この状況下で企業の下した判断なのでしかたないのだが

 

無責任なのは絵師側の発言で

彼らには、そういう「切り捨てられた部分」が見えていないようで

いや、そもそも、考える範疇にそんなものは存在しないのだろう。故に、切り捨てられた部分への、同情も配慮も存在しない。彼らの中では、絵を描く者は漏れなくtwitter上で作品を公開しているらしい。

 

僕はと言えば幸いにも、twitter上にもイラストを公開しているので、切り捨て側にはたたなくても良さそうなのだが、twitter上で活動しているとも言い難いので、心情的には「切り捨て側」に近い心証がある。

ともあれ、mimic側が彼らを顧客に選んだのだから、今後は、彼ら側のルールで動いていくのだろう。

 

結果的に今回は、mimic側が顧客を守る形で、運営方法を再設定したわけだが

AIと著作権なんて話は、実はなにも解決していない。もちろん、法は彼らのルールより大きいルールなのだ。にもかかわらず、ここで彼らのルールに従って、法整備をしろと言っているような状態。

いやいや、これで大丈夫なのだろうか?

魔王様とmimicの中の人対談で中の人が言っていたように、mimic側にはもともと違法性はない。それどころか、mimicと同じシステムを一般向けに開放したところで、違法性はない。

そう言っていたはずなんだが。mimicに守られてしまった彼らは、その事実をちゃんと受け止められたのだろうか。

mimicがやらなくても、他社がやるというのも本当の話だし、

「法整備が追い付いていない」とか言っているけれど、実際はほぼ終わっていて、あとは細かい解釈がどうなるかくらいの話なのだ。

それも、日本だけ独自の解釈をするわけにもいかず、このへんでラインがひかれるだろうな、くらいの線はみえている。とても絵師側の都合のルールで変えられるような話ではないのです。

 

それでも、今回mimicが、絵師側に立ったってのは、まあ、時間稼ぎってところだろう。もしくは絵師側に時間を与えるため、情状酌量って具合か

せめて、その与えられたわずかな時間で、自分たちに見えない部分に目をむけてもらえるといいのだけれど

どうなんでしょうねえ。