旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

ひぐらしのなく頃に 業 大石通常発症考察2

大石というキャラはなにやら含みのある物言いが特徴で、印象的なセリフも多い
なかなか真意がよめない相手です。また、本編では圭一と絡むシーンがかぎられてきて
考えるのがムツカシイキャラクターなんですが
まま

とりあえず現状認識。
おそらくは拳銃2丁と、北条家にあったと思われる血まみれのバットを持参
雛見沢症候群のL5を発症してると思われ
古手梨花が黒幕と思い込んでいる。
これが着地点となります。大石視点でどのような展開をさせてもいいですが、最終的にはこの状態で、古手神社に現れなければいけません。

とっかかりがないので、発症時の大石の行動原理を考えてみましょう。
「悪い奴はぶっ殺す!じゃまする奴もぶっ殺す!」
はい、シンプルで分かりやすいですね。
あれ?なんとなく、劇中の誰かさんの考え方に似ている気がします。

そう考えると、真意が不明だった大石の印象的なセリフに
その誰かのセリフの引用で、まんま解答がつけられます。
「前原さんは、自分が正しいことをしていると信じて疑いもしないんでしょうねえ」
(そんな回りくどいこと必要ないでしょ、待ち伏せして叔父をぶっ殺してやればいい)
です。

普段の大石は尊法意識を持った警察官ですが
同時に、明確な自分の中の価値観をもって行動し、雛見沢連続怪死事件にこだわっており、そのためには多少の無茶もする人物です。
自制の効きづらい進行過程で、そういう風に考えていてもおかしくはない、カナ?

それを踏まえて、セリフ直前、公園のシーンでの出来事をみなおしますと、少し、見方が変化します。
法を振りかざしてメンバーを煽る大石ですが、正義>法律ととらえているなら、法律の規範を踏み越えられないメンバーをあざ笑ってるような意味になる。
それは上から目線で、正しいことを行おうとするも法律に縛られることの愚かしいさまを。自分は法に守られており、自分の正義は法に縛られない。むしろ我が正義こそ法であるぞと言わんばかりのごとく。
自分は正義を遂行できるぞ、おまえらにはできないだろ、やーい!やーい!
あれ?あれあれ? クラちゃん、ひょっとして、この時点で誰か殺っちゃってる?

あー、鉄平を?
大石が鉄平を殺しているパターンは発想としてはわりと考えますよね
それだけで、大石が北条家の内情を知っている理由になるので。
死体は隠しておいて綿流しの晩に発見させれば、オヤシロ様の仕業になる。
大石としては、それに園崎家がどう関わるのか、真相を暴きたい。
ただ、大石の場合動機が沙都子のためとはいかない。
リナ殺しで鉄平を調べてはいるんだよね、なにかの拍子に接触し、口論になり殺してしまう。これは、症候群の影響下ではありか?
現場は地蔵のあたり、倒れているのはその時の乱闘の跡とか。うーん

その後、大石は児相と共に北条家へ、玄関を開けてしたり顔で
ほーら、叔父なんてどこにもいないでショと。
いないのか? うん?


大石の件はちょっとおいときまして、
この顛末については視聴者は沙都子の電話で聞かされます。暴れる叔父を大石が逮捕したと。
この話が嘘かどうかという議論があったりしますが。ぶっちゃけどっちでもいいんですよ
その際の考察内容で現実優先。ウソとでもホントでも選択していけばいいだけで
ここだけ切り取って、ウソかホントか決めることには実は現時点では意味はないデス。
ただ、ウソにしちゃうと、市長が気配りの人で、せっかくの綿流しのお祭りが終わるまで、園崎さんには真相を報告しないでおきまショ、なんていう無駄ムーブを設定してりしなゃいけくなるので、極力、ウソという選択はしたくはないところ。
虐待があったかはともかく、逮捕はさせたい、というのが本音ですが

さて、今回の選択では、鉄平は大石が殺したんだから、当然家には…

ああそうか、いるのか。鉄平が北条家に。うん、いますやん
いやだって、祟り騙し編ですやろコレ? あ、おるわ

矛盾するようですが、今回はそれでいいんです
そもそも祟り殺し編が、殺したはずの鉄平が生き返って北条家で沙都子を虐待しているぞ、なにそれ怖いって話ですもん。
もちろん、そんなわけはなく、生き返ったというのが妄想でしたというのが祟り殺し編のトリックだったわけですが
今回は、逮捕が現実におこったことにしたいという強い意志と俺の都合が働くので、殺したというのが妄想、幻覚ですね。ほら、反転世界ですわ。なんか倒れているお地蔵さんを誤認したとかじゃないんでしょうかねw

大石は鉄平が生きているので驚きますが、そこはそれ、大人で刑事ですから、殺したはずなどと言い出すわけにもいかず、努めて平静を装い、暴れだす鉄平を拘束し逮捕して一件落着。

とまあ、ここまでが沙都子救出までのでっちあげです
意外とおもしろい話になりましたね。