平面さんたちの得意な言い訳に
「地球が平面だと考えたこともないだろう」とかいうのがある。教科書をアタマから信じて丸暗記するだけでうんぬんかんぬん。
そういう言い回しが登場するたびに、苦笑するしかないわけで
もう、その発言自体がまちがっているわけだ
学生のころ「地球を平面だと言い張るにはどうすればいいか」という思考実験がちょっと流行ったので、平面たる地球なんてお茶のこさいさいなのである。
もっとも当時は一週間くらい考えて飽きたわけだが
僕にとって自分は平均的な当たり前の人間なので、世界中の学生は暇にあかしてそういうくだらないことをみんな一度は考えているという認識である。地球が平面だと考えたことがあるなんて当たり前なんですよ。考えない方がどうかしてる
なので、いまさらそんなこと考えるなんて、実は10周くらい遅れているのです。
こういう遊びは真面目にやるたちなので
身内で考えている間はみんなそれなりに真剣に、いかにすれば地球が平面である主張が成立するかというのを考えてたわけで
とりあえず、僕が出してみたネタが
「大地は9.8m/秒2で上昇している」である。なつかしい
平面であるなら、引力は否定せざるを得ないので、代わりに重力を作っている力についての案である。笑かしでそれなりにウケたがもちろん没ネタだ。
未だに平面さんでこのネタを持ち出すのがいたのが苦笑するしかない。要するに、彼らは真面目に考えてすらいないのだ。
とりあえず、適当な知り合いどうしでネタを持ちよって、ああでもないこうでもないと
平面で円形の大地に天蓋があり、今の平面さんの意見に近しい内容を考えていたので、平面さんたちのモデルには一切の目新しさを感じない。
大きな違いは太陽の位置だ。
平面さんたちのモデルでは月や太陽は空中をぐるぐる回っているが
ぼくらのつくった世界では、天蓋にレールがあり、太陽はそれにそって移動している。
もちろん、そうしたのは意味があってのことで、今の平面さんには意図が理解できないだろう。太陽を空中でくるくる回すモデルを作っちゃうくらいだ。
だから、ダメなのだ。彼らは真面目にやっていない。
太陽を天蓋にレールに置いたのは、空中に浮いてるのがおかしいとかではない。なんせやってた連中がSF研的な集まりなので、そんなもの反重力とかでなんとでもなるのだ。むしろレールにしたのは巨大ギミックに対する憧れなので大した意味はない。要点はそこじゃないのデスね。
まあ、効率重視なら、天蓋を中空の水槽にして太陽も月も星も水槽の中にいれちゃってたです
そうやって前半はネタだして転がしていたし、
後半はあれですよ、平面さんたちが最近、やっと視界の天球とか半球とかいってやっているアレ。アレとにたようなアイデアでなんとか星の動きの帳尻を合わせられないかとかやっていた。
いや、合わせられないのは初めからわかっているのだが、それでもなんとかごまかせないか的なことをあれこれとやってた記憶。
で、どうやっても説得力のあるネタがだせなかったので、1週間くらいで飽きてやめたというのが顛末ですな。
これも、いまさらやっとあんな視界の変形モデルを出してるあたり、文系の学生が3日で消費できるネタを、数か月、数年。なんならロウボサムの時代からなら100年かけてやっと到達しているわけだから、いかに真面目にやっていないかだ。
彼らは球体の否定のみに無駄な労力を使い、平面たる世界をまるで構築できていない。
学生が暇つぶしに7日で作った世界より、平面さんのモデルははるかにポンコツなのだ。
恐ろしいのは、そんなポンコツな世界も信じる人がいるあたり
僕らは平面世界に一定の説得力をもたせることを基準に考えていたわけだが、平面さんたちにはそれすらない。説得力が必要ないから矛盾にも気づかない
ぼくのかんがえたさいきょうのへいめんせかいである。
しかも、平面を可能にするためにでてくるネタは本当に目新しさもなんにもない。出てくるネタ出てくるネタ、我々が遥か昔に通った道なのだ。つまらない
タイムスケールを考えよう。我々が平面ネタに飽きるのに約7日。3日目に一通りネタが出尽くして、4日目くらいから視界の変形を考えるようになる。
日本のネット上に平面論がでてきたのが2020年とされ今年で4年目である。あと3年したら、彼らも飽きるのかもしれない
その間に、彼らはどれだけのデマを拡散するのだろう。