旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

旭日旗のお話。

まああれだ

いわく、アイコンに旭日旗を使っている人間はもれなくネトウヨ認定らしいので

一応、該当者にあたるわけですので

話題に乗っかっておこうと思う。まったくTwitterときたら

 

僕がTwitterが苦手な理由の一つ

「正しくて賢い僕が思うからそうなのだ」という論調が安易に通用する世界であるからだな。

いや、所詮遊びのツールなのである。だれも140文字で反論なんざしねえよw

つぶやいて承認された気になって

独立した個人がそれをやっているのならまだかわいらしいが、それらはそれを是とする集団によってカテゴリーを形成し、集団内での共有した価値観を常識などと称し他者に対してマウントを取りたがる。こまったもんだ

 

さて、Twitter批判はともかく、旭日旗であるが

意外なことに、僕はこの旗が好きかと言われるとどちらかというと苦手である。

赤と白のコントラストは見た目に強烈で、いったいどうしたものかと。他の図版と組み合わせるにもどうにも難しい。こんちくしょう、このやろう。

そのぶん、しっかりデザインに盛り込まれ、センス良く仕上がっているものをみるとスゲーってなる。

でまあ、そういうスゲーって思うデザインが、どこかの馬鹿にクレームつけられてああなったりこうなったりするわけで

いやもうね、それはかんべんしてくださいですわ。

 

先日のワールドカップコスタリカ戦で旭日旗が撤去されたことの影響で、Twitterにもいろんな人たちのいろんな意見があがり、結構なことである。

まあ本件自体は、相応の連中がどういう形にせよ後始末をしてくれるだろうが

Twitterにある発言のなかで、やはり気になる主張があり

いわく、旭日旗は日本の軍国主義の象徴だとか

いやなにそれ誰が決めたんだ?って話ですわ。

なに?世界象徴認定員会とかあって決めたりしてんの?

「僕がそう思うからそうなんだ」とか思っていない?

 

戦争というのは国家同士の問題ですので

現在絶賛戦争中のロシア対ウクライナの話題において、なんぼロシアがけしからんといわれても、掲げられるのはロシアの国旗なわけ。ロシアの軍旗なんてそうそう知らんでしょ?

国内では1936年の二二六事件以降軍部が台頭したといわれているが、それは国内の問題で、それでも1945年までの資料で、旭日旗が日本の軍国主義の象徴であるかのように描いた資料はさがしてもほぼみつからないです。当時の海外でも、日本について触れるとき掲載さられるのは日本の国旗、日章旗ですな。当たり前である。

唯一あるのは、戦時下のアメリカのプロパガンダ映像くらい。いかに日本が凶悪で支配的で危険なものかの象徴として、旭日旗がえがかれてたりします。これはまあ、しゃあない。戦争というのはそういうものだからだ。

でまあ、戦後、日本と韓国は米軍の影響下にあったのでその間にそういう価値観が輸入されてるわけ。たぶんそれが正解。

要するに、旭日旗軍国主義の象徴なんて思っている人は、80年前もの戦時プロパガンダにほいほい踊らされちゃってるちょっとアレな人なのだなあと

とはいえニンゲンそんなアホな人ばっかりでなく、戦後何年もたって当のアメリカさんだって「軍国主義?なんだっけそれ?」状態になっているわけでw

いやいやべつに韓国人様たちだってそこまでアホじゃないですよ。日本同様、10年前まではそんなアホなプロパガンダを信じているのは真正のアホな人ごく少数の人たちだったはずで

それがそういうアホな人を利用して言い訳してみようとしたあの人と

さらにそれを利用してお金儲けしてるあの教授のおかげでこれだけ騒ぎが大きくなっているという、つまらない話。

 

僕を含めて、現在ネットで発言している人の大半は、当然、1945年以前のことを知る世代ではないわけですよ。手に入れられるのは情報だけ。

情報は、ゆがめられたり偏ったものだったりするものだというのはいやもう、ほんとさんざん言われているわけですが、旭日旗を忌避する勢力が、10年というスパンで急激に拡大されているのは脅威を感じます。

 

ものごとなんてのは、いろんな視点でなでまわし、いろんな角度から考えること、そのものの実態を把握するのには最低限必要だと思っているので

1945年以前の話なんてのは日韓間では1965年の日韓基本条約でケリがついているんだから、可能な限り双方ふわっとした話で旭日旗なんかも流しちゃうのがお互いのためなのですが

「僕の考えた考えが正しいんだ!」みたいな世界で話をしはじめちゃうとこじれるこじれるw

 

ものごとの実態を把握するためには、ソース、データ、証拠が重要になってくるわけです

旭日旗軍国主義の象徴であることの証拠を求めても、おそらくろくなソースはでてきません。だいたいが「僕がそう思うからそうなんだー!」のたぐいだからです。

 

ソースを添えて主張する、というのは実はたいへんにめんどくさいことなのですが

ああ、そういえば、8年前。ちょうど2つ前のWC合わせでこういうものを作っていたのが出てきたので再掲。

当時は韓国で珍妙な主張が台頭してきた時期だったので、なんかこういうのも必要なんだろうと思ってでっちあげたものです。

旭日旗|外務省

参考資料PDF https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000481575.pdf

仕事をしないことで有名な外務省様が旭日旗の広報ページを作ったのが去年だっけ? あれ?そんな最近?外務省仕事しろ

クオリティはともかく内容がほぼ共通しているのがなんというか

もっとはやくやってくれれば僕が苦労しなくてもよかったのになあ、と多少ぼやきつつ

ともかく広報力という点では、国家様は格が違うので、国に丸投げでいいんじゃないかなとホッとしたものでした。

 

というわけで

日本では旭日旗はお祝いの旗である。

日本ではスポーツの応援で旭日旗を掲げる。

これは、日本という国家が証拠付きで広報している事実です。この事実を否定するなら相応の反証が必要ですし

事実なんてのは、視点をかえればいくらでも別なとらえ方があるので、これと異なる事実が存在しても一向にかまいません

ですがこれに対抗する事実として主張したいのであれば、同様にソース付きでお願いしますね。

 

旭日旗がお祝いの旗であるというのは、実は、今ではピンとこないと思います。

個人的な評価で日本人は流行に過敏で、文化についてもが流行り廃りで流されてしまうものが多いのだなあ思っているのですが

祝日のことをはた日っていうじゃないっすか、で祝日には玄関先に日章旗を掲げる風習がある。割とそこまでは知っている人も多いでしょうが、以前は旭日旗もあわせて対で掲げていたりしたんです。そういうのも流行りのたぐいだと思うんですが、いまだそういう風習の残る地域や家庭もあるそうです。

これは祝日が軍旗に関連があるなんてわけはなく、単におめでたい旗だから掲げていたわけですね。

そのころの古いカレンダーには祝日を表す交差する日の丸の片方が、旭日旗になっているものもあります。旭日旗がお祝いの旗として使われていた物証です。

 

たぶん、台湾のひとらが使う傾福みたいなもんで、まあとりあえずめでたいから掲げとけと。

傾福といえば、福が逆さまになってんだから縁起がわるいんじゃないの?とか思ってしまったりしますが、やっているひとらが「いや、これはこういうもんなんや」って言われると、なるほど、と思うほかはないわけで

そういう民族の文化は尊重されるべきなんですが

旭日旗に関しては、国家が「こういうもんなんすよ」って説明してるのにも関わらず、「ぼくの考えたぐんこくしゅぎのしょうちょう」なんてものさしで旭日旗軍国主義の象徴でーなんてやっちゃう。いやいやいやいや

やってることは民族固有の風習の弾圧なんでいかにもレイシストの所業でしかないのに、やってるほうは理由もなく自分の考えが正しいと思い込んでいるんですね。

まったくめんどくさい