旗本てんつくのブログ

いろいろメモ書き的ななにかです。ブログとかよくわからないので、無作法あったらすいません。

ひぐらしのなく頃に 卒 考察 嘘と奇跡

さて、13話である。

なかなかに思った通りの展開に繋がらないというか

四天王にもつながらないしw

おかしなところはいっぱいあるのだが、矛盾を解消するために仮説を当てはめようとして、なにをどう当てはめていくのかでそれなりに迷う、

うまい具合に一本の線でつなぐ解答がありそうなきもするのだが

なんかあと一個くらいピースが必要なきもするが、うーん。

というわけで、なにをどう解釈するか、いまいちちぐはぐなまま今回は考えていくよ。

 

まず、前提として、この物語は15話では終わりません。

明し編が解答として機能していない以上、明し各編はなんだったのかといえば、レナ、魅音、沙都子(鉄平)という各ヒロインについて過去作においての情報提示に他なりません。ご新規さんのために、情報提示をする、そういう構成なのです。

そのためこの提示を完了するためには、詩音のための章が絶対に必要です。話数にして3話、最低でも2話。15話ではすでにそれを用意する話数はありませんので、絶対に15話で終わらないのデス。

 

 

でまあ、13話なんですが今回いろいろと思考のベクトルがバラバラでどうしましょうかね。らしくないが、放送順にいったほうがいいか

 

羽入VSエウアですが、この羽入、残り香さんの方はなんかブロックノイズが発生していたはずなので、うーん、本体さんなのかなあと思います。しらんけど

ちょっと前にもいいましたが、誰が何を知っているか、というのはこの業/卒では大事なはずなのです。この羽入さんは沙都子が黒幕だと知らない羽入さんですね。そしてウエアさんをやっと探し当てた羽入さんです。

なぜ、この羽入さんはエウアさんをさがしていたのでしょうか? 結構重要なところだと思います。

 

そんなわけで、はにゅかすさんがカケラの中をみせられるわけですが、再放送です。

ていうか、本当に再放送なんじゃないかなとも思います。

というのは、エウアはこの映像、初見ではない。エウアはリアルタイムで惨劇を見ているわけではない。羽入にみせるために、録画を見せているみたいな意味で。

12話で見ていた冒頭でのエンジェルモートの惨劇は、羽入に見せる時に明らかに少し巻き戻されているわけですねw

おまけにエンジェルモートの惨劇を終えた沙都子がワタころころに直接行ったとして、沙都子にも準備のための時間が必要なのです。でも、そこはばっさりカットしています。

少なくとも、今回、カケラ世界で羽入に見せられた映像は、カケラの中のリアルタイムではないのです。

エウアさん、知り合いが遊びに来て、へんなテンションになっちゃって、ホラー映画のグロシーンを目を閉じるなと、見ることを強要してるような変な人です。

また、そう考えると、13話の終わり=業の17話の終わり、拳銃を向けた後の展開も、実はもうリアルタイムでは完了しており、羽入には見えないところ、たとえば浮遊する古手神社の中とかで、現在進行形でゲンコで語り合っているという可能性もあります。

もっとも、カケラの中と、オヤシロ空間の時間の流れは、別な解釈を考えてはいるのですが、まあ長くなるので今回はなしで

 

さて、次の気になりポイントです。

っていうか、むかつきポイントというか、先行カットにあったときから、なんだこれはと思っていた、りかちゃまがクマのぬいぐるみを買うシーンなのですが

以前、これは俺の役目じゃないなあと思いながらも渋々と、こんな記事を書いていたのですがね

わりと、クマのぬいぐるみを買ってきたのは圭一だ!(びしぃ!)っていう記事なのですが、なんだか、りかちゃま自分でくま買ってるやないかーいというねw

いやでも、おかしいよね、おかしいですよね。業の17話、買い物帰りのりかさとの自転車のかごには、クマのぬいぐるみらしきものは入ってないのですよ。例の矛盾映像です。

注文だけして、やっぱり圭一にとってこさせたか? いや、そもそもサプライズパーティのプレゼントを他のメンバーには内緒って言っておいて、自分が沙都子の目の前で買ってるのがおかしいというね。それを考えると、このシーン自体、嘘映像説で嘘とするしかないというか

ていうか、嘘だっていうなら、そもそもこのシーンいるか? って話ですよ。意味ないじゃん

それなりに、いろんな人の考察をよんだりしているのですが、クマのぬいぐるみの入手経路なんて誰も気にしていないんですよ? ホントはあれ、業17話直後に思いついてたネタなんですが、他に誰も言わないから、しょうがないので渋々書いた記事なんです

だから、嘘というなら、そもそもが誰も気にしていなくていらないシーン。

必要のない嘘のシーンを描写することで、なにがどうなるかというとですな、えーっと

…若干ゃ、俺がダメージを受けるw

つまり、このシーンは圭一が買ってきたと断じた俺にダメージを与えるためだけに描写されたシーンである!(びしぃ!)

いやいやwそれはないわwいや、ないんですけどね

そういう嫌がらせを思わせるのシーンなのでムカつくのです。いやホントいらないじゃないかこのシーン。

 

いらないシーンといえば、今回描写された、梨花のフラッシュバック

実はいらないシーンなのではないかとは思う。ストーリー的にはびっくり箱を回避したので梨花は沙都子のループに気付きました。これでも話は成立はします。事前に伏線として思い出して対策したというわけでもない

まるでとってつけたような奇跡。

いやいや、はにゅかすさんが鼻水たらしながら奇跡だといっているのだから、あれは奇跡なのですよ! 奇跡はエウアさんに唯一対抗できるりかはにゅ側の武器。

 

さて、この奇跡はいったいなんなんでしょうか

実はりかちゃまはあの時点ではまだ生きていて、あのシーンを目撃したものを思い出したと。これはアリっちゃありなんですが、あたりまえというか奇跡っぽくないので、ここではなしとします。梨花は沙都子が境内にきた時点で死んでいる。

 

ちょっとおもしろいのが、フラッシュバックしているシーンが、「梨花が沙都子に殺された」ではなく「沙都子が大石を殺した」なのである。

さて、この場合、「沙都子が大石を殺した」という情報がどこにあるか、ですね。

レナは目撃しています。梨花はレナの記憶をフラッシュバックしているのでしょうか?まあ、アリですが、なんで?ってことにもなります。どういうメカニズムで?ってことです。別に友情パワーが起こす奇跡、でもいいんですが

あの世界のレナの記憶以外、その情報がどこにあるかといえば、カケラの中です。

レナが目撃したものが描写された以上、それはカケラに記録されています。これまで何度か描かれていますが、カケラから入手できる情報というのは、誰かの視点ではなく、「描写されたもの」ですね。ゲームで描写されたもの、アニメに描写されたもの、といった具合です。

ところが、梨花梨花と一緒にいた羽入の残り香はカケラの中を覗くことはできません。基本的に梨花はにゅチームはカケラからは情報は得られないのです。では、例外はあるのか?

残り香の羽入はカケラを砕いてその破片で自身の角の欠損を補いました。

はたして、その際に使用したカケラの中に、祟騙し、祟明しのカケラがあった場合、なんやかんやして梨花はその情報を奇跡的に得られるかどうか? ま、ま、ありかもしれません。ありっちゃありで、肯定しておこう。

ただ、その場合、そういうメカニズムのイレギュラーをして「奇跡」と呼ぶのはありなのかと、どうだろうか?

そもそも、羽入が角の修復に、祟騙し、明しのカケラを使用したのかと

 

羽入の角修復のシーンをもう一度、考えてみましょう。

カケラを砕いてその破片で角を修復する。この直前でまるでカケラが生じているようなシーンがありますね。新たなカケラが生まれているような

あれは、どういう意味なのでしょうか。

自分の記憶、思い出を代償に、新たなカケラを生み出している。それを砕いて欠損を埋める。なんだかそういうシーンにも見えます。まあ、ありです。ありなのですが

それだと、なんだか「沙都子が大石を殺した」という情報には届かない。砕いた中のカケラのなかに間違って祟騙しのカケラも砕いてしまいとかなんとか、どうでしょうか

 

 

さて、それはそれとして別解です。ここで、「考察したらそのカケラが発生するよ」説です

羽入さんが独白しているときに生まれてきてたカケラ、あれは視聴者の感想です。

「赤さん梨花さんかわゆす!萌えー!」というような類のカケラです。羽入はそれらを砕いて角を補修した。そして、その中に「沙都子が大石を殺した」という情報があったという話。

視聴者のなかに、「沙都子が大石を殺した」と考察した誰かがいたのですよ。

考察と、梨花がたどった世界の事実が一致した場合、例外的に梨花が世界の記憶をフラッシュバックするという奇跡。

 

そもそも前作において銃弾をそらした奇跡は、祈りである。みんなの頑張り、羽入の覚悟、そして視聴者の祈りが銃弾をそらすのである。(原作はちょっと違うんだっけ)

前作の弾丸そらしがそういう解釈で発生するなら、今回、羽入が「奇跡」と称する現象には、視聴者の力が必要なのです。

 

とってつけたといいましたが、あのシーン実際に別のシーンに差し替えが可能なんですね。誰かが別なシーンの真相に気付いていれば、そのシーンにさしかえちゃってもいい。誰も大石の死因に気づかなければ、魅音殺害に差し替えてもいい。むしろそっちのほうが判りやすいかもしれない。あらためて作画を起こす必要もない、素材はあらかじめあるわけです。

本当にとってつけられるシーンですので、なにかそういうことをやりたがっているような気が若干やするわけです。

 

「沙都子が大石を殺した」という考察は、そもそも僕がしていますし、マンガ版では3発の銃声があったことから、多くの人がこれについてふれています。我々の考察は、ある程度誘導されている感じはするのですよ。まあ、12話でたくさんのカケラが生まれる前の回で「沙都子が大石を殺した」は明かしているので、考察でなくて感想でもいいんですけどね

 

まあ、とにかく、視聴者の祈りがあれだ、奇跡的ななにかこういい感じの結果を生むわけです。羽入が語る奇跡とは、なにやらそういうようなものなのだとは思います。

いや、マジで。

 

エウアは今回見せたように、あの世界では圧倒的な強者です。

むしろ見ての通り、上位存在として視聴者に近い位置にいる。これに対抗できる力は、エウアと同等、もしくは上位階層に存在する我々だけなのです。道理の上では。

だが、我々にはエウア同様、下層の世界に干渉することはできない。できることと言えば考えることだけ、考えることでカケラを生み出すことしかできませんが、劇中においてそれしかエウアに勝る力はないのです。とかなんとかいうような

さあ、みんなミラクルライトを振ってりかちゃまを応援しよう!なのですよ。

と適当な解説をしてみる。

 

 

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今回のインチキタイトル画。

13話予想図。元絵はこちら

なんかTwitterでは受けたwww

ちょっとえっち